電灯引込盤の一次側端子台が焼損しました。その3

「電灯引込盤の一次側端子台が焼損しました。その2」の続きです。

端子と端子台が焼損した理由は何でしょう?。

 

過電流の時はL1(赤線)かL2(黒線)が焼けることが多く

N(白線)が焼けることはあまりありません。

 

落雷は電線に影響を与えるより先に接続された機器、

ブレーカ―や照明、電気機器などが破損することが多い気がします。

 

あくまで推測ですが、

一番可能性が高いのは端子の取付ボルトの締め付け不足。

温度差によるボルトの緩みなどにより接触不良の状態になり、

端子と端子、あるいは端子と端子台の間にできた隙間からアーク放電が発生して

接点を徐々に浸食して最終的には焼損・停電となったと思われます。

 

さて、

端子台が入荷したので日程調整。

再び全館停電になるので管理会社から18軒の店子に

事前の周知をしていただきました。

 

当日は念のため早めに現場に入り、

作業開始前に再度一軒一軒に声かけ。

 

中電(引き込みセンター)に電柱で電気を止めてもらい端子台を

交換していきます。(ちなみに端子は応急処置の時に交換済です)

完了しました。

御依頼ありがとうございました。



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