電灯増設のためのELB交換ですが・・・。

電力会社に電気の契約容量の増設を依頼すると

「電気工事店に漏電ブレーカ(以降EB)を交換してもらってください」

と言われることがあります。

現在単三30A以下の契約で40A以上に増設希望で

このような型のEBがついている場合に指示があります。

必要なのは下記のような漏電過負荷ブレーカ(以降ELB)、

欠相保護も欠かせません。

 

(見た目はあまり変わりませんが機能がシッカリ違うんです!)

詳しい説明は省きますがサービスブレーカ(以降SB)、

もしくはスマートメーター内臓SBで上記の増設を申請すると必要になります。

(興味のある方ははらでんフェスタが復活したら御来社ください。

喜んで説明させていただきます。)

 

さて、「はらでんレスキュー」で依頼がありましたので

ELBを用意して伺いました。

 

内容を説明して金額を提示し作業開始。

分電盤の蓋を開けると・・・

・・・なんということでしょう。

 

EBの一次側(電源側)にエアコンの電源が接続されています。

EBが保護できるのは2次側(負荷側)からです。

このエアコン回路は漏電の保護ができてないことになります。

本来なら追加をもらって改修作業をするところですが

先に金額を提示してしまったのとやり慣れた作業だったので

予算内であるべき姿に改修しておきました。

(もちろんお客様の了解をとっての改修です)

察するにエアコン取付業者がブレーカーの空きが無いので

取りやすい所から専用電源を取りだしたのでしょう。

一応L1とNに繋いであるのは感心ですが

盤外に増設して使用しているブレーカーは2P1Eの100V用ではなく

2P2Eの200V用なのであり合わせ感が満ちています。

無事に交換完了しチェックの後に再送電しました。 

「弊社の工事は準備工事でまだ契約は大きくなっていません。

忘れずに電力会社にELBを取付しましたと連絡してくださいね」

と念押ししておきました。

ビフォー

アフター

(見た目はあまり変化ないですがちゃんと

改修してあります。)

お客様から

「また何かあったらお願いします。」

と言っていただけたので良かったです。

 

御依頼ありがとうございました。

 



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