電動シャッターの改造(?)です。その1
自社ビルに住んでいて昔はそこで商売もされていた御客様です。
「1階を車庫にして電動シャッターで開け閉めしている。
停電になると開けられなくなってしまって往生するので対策したい。
」
「手動で上げ下げするためのチェーンとかあるはずですが・・・ 。」
「無い。」
「全く?。(笑)」
「絶対無い。(笑)」
という訳で、とりあえず伺って状況確認です。
「こちらの点検口は・・・。」
「見た。
無い。」
・・・確かに無いですね。
それどころか電動にあるはずのモーター本体がありません。
???。
巻き込まれに細心の注意を払いながらゆっくりと
シャッターを下まで下げてみると・・・。
現れました。
シャッターの芯というか、
中央のスプリング部分というか、
そこに細長い筒状のモータが収まっています。
「初めて見る型ですね。」
「最初は手動シャッターだったんだけど
歳を取って上げ下げが辛くなってきたから
電動にしてもらったんだ。
10年位前かなあ。」
「へえー。」
元々手動シャッターの芯部分を交換してモーターを収めたので
非常用の操作チェーンが無いんですね。
通常はシャッターの巻き込み部分の外側にモーターボックスがあるので
手動操作チェーンがシャッターの横の点検口などに取付られています。
今回はシャッターの内側にモーターが内臓されているので操作チェーンが
無いのも当然、あったらシャッターと干渉してしまいます。
納得です。
さて、構造は判りましたがどう対処するのが良いでしょうか。
その2へ続く。