ポケットテスターが壊れました。その2

「ポケットテスターが壊れました。その1」の続きです。

テスターが使えなくなった原因はリード線の断線です。

写真の様に導通モードでリード線を短絡しても無反応です。

矢印の部分でケーブル被覆の中で断線しています。

(この部分を曲げたり縮めたりすると反応するので判りました。)

 

ケーブルの被覆を剥いて実際に電気の流れる芯線である

銅より線をハンダ付けか何かで再接続すればまた使えるようになるはず。

慎重にケーブルの外装を切り開いてみました。

しかし、ケーブルが切れかかってはいるのは確かですが予想した芯線、

銅より線がありません。

代わりに中心には細いのに全く切れない白い糸のような物が

通っているだけです。

なんじゃこりゃー?。

 

一体どこを電気が流れているのか?。

よく見ると芯材の周囲に何層かの材質があります。

内側から

芯材

導通繊維(銅の繊維?)

補強繊維

ビニル(ゴム?)系外装

 

実際にはもっと何層かになっているのかもしれません。

(外装部分の外径直径でも1~2mm程度のリード線なので

写真の撮影がままならず見苦しくて申し訳ありません。)

 

そのうちの茶色い部分の層(水色の矢印の部分)が非常に細かい

銅の繊維でできており、ここを電気が流れているようです。

試しに左右に分離してしまった銅繊維層同士を重ねて接触させると

テスターとしての機能が復活しましたので間違いありません。

 

でもこれだけ細いというより細かい繊維ではハンダ付けは厳しいです。

圧着接続等はもっと厳しいですね。

いろいろ考えましたが結局リード棒の金属部にコテコテにハンダをもって

固めてしまうという作戦でやってみます。

接続完了。

カッコ悪ーー。

裂いた外装をテープで補修して完了。

導通もバッチリになりました。

業務で主として使うには不安と問題があるので

事務所待機・予備機として活用したいと思います。

 

それにしてもこんな細くて柔らかいケーブル、

一体どんな材質、構造なんだろうと以前から興味がありましたが

切れない芯材の周囲にシールド線のように銅の繊維を巻きつけて

その外側を補強繊維とビニル材で一体化するのはすごい技術ですね。

開けてビックリ!、です。

お読みいただきありがとうございました。

 

追記:

この修理はメーカーから認められていない改造に近い物です。

保証はもちろん無くなりますし、感電・漏電・短絡その他で

自分あるいは他人や会社に損害や障害、命の危険が考えられます。

真似をするのは絶対にやめてください。



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