電気の契約先を把握されていますか?。ケース2

電力自由化からしばらくたちました。

いろいろな業種が参入して御客様にとっても

お得なケースもあるようですがそればかりではありません・・・。

 

今回の御客様もやや高齢の御婦人。

やはりエアコンを使うとブレーカがとぶので

契約を増量したいが現在の電気の契約先である東邦ガス(?)に

問い合わせたら契約上増やせないと言われて困っているとのこと。

 

そこで弊社の出番です。

まず現在の契約先である東邦ガスに問い合わせ。

(今回は月々の料金明細があったのでここまではスムーズでした)

分電盤の主幹ブレーカーが漏電(のみ)ブレーカだったため

増設できない=漏電+過負荷+欠相保護ブレーカに交換すれば

契約を上げることができるようです。

 

その旨中電に申請したところなぜか却下。

理由を問い合わせると電力会社の都合。

再度東邦ガスに問い合わせるとあちこち調べてくれて

ようやく答えが帰ってきました。

「弊社(東邦ガス)の契約は今月いっぱいで終了予定なので

終了待ちで契約を変更できない状態になっています。」

「ええーー?。」

御客様に問い合わせすると

「携帯電話の買い替えにいった時にこっちのほうがお得と言われて任せてきた」

とのこと。

状況を説明して月が変わって契約先が変わったら再申請してみます、

その日は切り上げました。

 

さて、aUでんきに切り替わるのを待ってKDDIへ契約増設の再申請。

ところがまたまた却下されてしまいました。

 

auでんきに問い合わせると

「以前はKDDIが電気を売っていたが、

 

現在は中部電力と提携して中部電力を通じて電気を販売しています。」

「???。」

つまり、

「2018年以降にaUでんきに加入されたお客様は

中部電力ミライズと契約された状態で

料金メニューの1プランとしてaUでんきを選択している訳です。」

・・・ややこしいですね。

一般の方では上記の内容が理解できないのが普通です。

気を取り直して中部電力のaUでんきMプランの契約容量増設で

再申請。

やっと増設手続きすることができました。

 

電力の販売業者はこれからも増えたり減ったり合併したりするでしょう。

紙媒体が来れば気付くかもしれませんがメールで通知するだけでは

気付かないまま電気の購入先が変わっているかもしれません。

(そもそもメールを受け取れない人はどうしようもありません)

時々は気にかけたほうがいいですよ。

 

御読みいただきありがとうございました。



「はらでん」 はこんな仕事をしています : その他の記事