電柱が近くに無いので電気がひけない?

道路脇に当たりまえに立っているので一般の方々は深く考えてないであろう

電力会社のコンクリート柱(以下電柱と略)。

必要な場所まで電気を届けてくれるありがたい存在ですね。

 DSC_1305

でも、

「うちの田んぼを埋めて温室を作るので電気を使いたい」

「山道の通学路で子供に危険が及ばないよう防犯灯をつけたい」

「造成して住宅用地を作った、家を建てたい」

などなどの理由で電気を引こうと思ったら周りに電柱が無い・・・・。

こんな時はどうするのでしょう?。

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(右奥、赤矢印の辺とか、電柱がないけど電気を入れたい、どうする?)

電気工事店を通じて中部電力に相談すればなんとかなる場合があります。

山や川を超えて延々何十キロと電気を引っ張るのはともかく

町内で端っこの電柱から1本、2本とかなら

中部電力負担で電柱を建ててもらうことが可能です。

 

この場合一番問題になるのは電柱を建てる場所の地権者との交渉。

(電柱から電柱への電線が他の方の敷地を跨ぐ場合はそこも含まれます)

建てる場所があり承諾がもらえれば、たとえば自分の所有する

敷地内であれば比較的スムーズに中電の電柱を建ててもらえるんです。

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 写真赤マルは民地(個人、法人の所有する敷地)内に電柱が立っている例です。

しかもわずかではありますが電柱面積の分の土地使用料が貰えます。

(書類上は電力会社に敷地を貸す形です)

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「道路に建てればいいじゃん」と思われるかもしれませんが

道幅の確保とか側溝の兼ね合い、地権者が入り組んでいたり

所有の確定しない赤道(あかみち)などで意外と大変らしいです

中部電力は受電を希望される御客様に対して極力便宜を図る義務があるので

将来的に電気を使用する場所には電柱を建てる方向です。

(臨時、仮設の電気では機器費等が実費負担の場合があります)

電柱が無いと電気が引けないと思っている御客様、話次第では

電気が引けるかもしれませんよ。

 

一度当社に御相談ください。

 

補足:

コンクリ柱を建てる建てない、電気を延伸するしない、は現地の状況や

該当地域の将来の需要見通しなどによって中部電力が判断します。

費用負担に関しても使用者側で負担するパターンもあり

ケースバイケースなので上記の内容が必ずしも当てはまりません。

また、上記内容ははあくまで当社の経験と憶測によるもので

中部電力の内部規定や約款に基づいていませんので御了承ください。

 

 

 

 



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