エアコンの水漏れ相談が増えたことについて。

今年の8月9月はエアコンの水漏れ問い合わせが多いです。

 

レスキューなどで弊社で対応させていただいた、

「室内機からの水漏れ」案件の内、実際にドレンパン(結露水の受け皿)の

割れや穴など破損で水が漏れた例はほとんどありません。

 

こんな例もあります。

 

ドレンパンは送風口の上にありますから水の溢れ具合によっては

送風口に垂れてきて噴き出す風でシャワーのように拡散することがあります。

 

お客様がビックリして。

「エアコンから水が噴き出した!。えらいこっちゃ!!」

という御電話をいただいたこともありました。

(拙宅でも一度だけ発生したことがある現象です)

 

さて、原因で多いのは

1.ドレンホースの詰りによる排水不良での溢れ

  (施工不良によるドレンホースの曲りや潰れ、逆勾配や鳥居配管も含みます)

2.ドレンパン自体が結露しない為の断熱材に経年劣化で隙間ができ、少量ずつ垂れてくる

3.結露水の大量発生により排水が追いつかず溢れてくる

最近は3のケースが多くなった印象です。

3の場合、次の日に点検に伺うと漏れてないことが多いです。

 

現代のエアコンは見た目が同じでも能力が桁違いの機種もあるので

ちょっとしたことで水が溢れる場合があります。

 

こちらは某D社のエアコンカタログの1ページです。

ひと昔前までは大きいエアコンといっても4.0KWクラスがせいぜいでした。

それが最近では5.6KW、6.3kW、7.1KWと拡充されていき

ついには9.0KWなどというルームエアコンでありながら

業務用エアコンに匹敵する能力の商品も発売されました。

 

しかし、室内機の大きさや仕様はほぼ同じです。

水受けであるドレンパンの容量も見た目はほとんど変わりません。

排水口であるドレンホースの太さも14φのままです。

 

単純に比較はできませんが2倍、3倍の冷房能力で運転すれば

相応の結露水が発生します。

果たして水は処理しきれるでしょうか?。

 

普段なら問題無く流れている水もお手入れされずにホースにヘドロが

溜まっていたり前述の施工の不具合で水の流れが元々スムーズでなかったり

すると大量の結露水が発生した場合のみ処理しきれずに溢れてくることが

極稀にあります。

 

機械的に正常ですから結露水が通常量に戻ったり

除湿効果により室内の湿度が減少すると

「たまに水漏れする(年1回か2回)」

「梅雨時だけ水が出る」

「自然に直ってしまって原因不明」

という現象に。

 

更に昨今のコロナ対策で

「窓を開けたままエアコンをかける」

という考えられない状態が推奨されています。

室内の湿度が下がりませんから結露で発生するドレン水は

無限に発生するかも?。

 

もちろん部品の破損もありえますのでお困りの際には

「はらでんレスキュー」を御利用ください。

お客様各位におかれましては御理解のほどよろしくお願いします。

 

根本的な対策や水漏れ被害の例などについては追々UPしていきます。

 

最後まで御読みいただき有難うございました。

 

 

 

 

 

 



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