PCB対応で外灯をLEDに更新しました。
大家さんからの依頼です。
「うちの管理してるマンションの電気、
役所から何回か通知ハガキが来てるんだけど、
よく判らなくて、どうしたらいい?。
御宅で面倒みてくれる?。」
「喜んで!。」
古い(失礼)賃貸しマンションの外壁に水銀ランプHF100Xの
外灯が点いています。
見たことも無い形、様式です。
それもそのはず、
こちらの建物は昭和47年築造。
これを聞いてピンとくる方もみえるでしょうか。
昭和52年以前の建物に建築当時に取り付けられた照明器具の安定器には
PCBが含有されている可能性が有ります。
国の方針で確認と処分が定められ何らかの対応が必要です。
(機器の種類や濃度により処分・期限に差異があります)
そしてPCBが含有されていることが判れば適正な方法で処分しなければなりません。
メーカーと品番が判れば簡単に判別できるのですが
今回の灯具は屋外で風雨に曝されている上に
外壁塗装に乗じて何度も塗装かけられています。
赤い枠が品番シール(銘板?)のようなので表面を削って
解読を試みましたが・・・
潰れていて読めませんでした。
(ちなみに側面、裏側、端子台付近にも表示はありませんでした)
あの手この手で判別を試みて最終的には市役所の「廃棄物対策課汚水管理係」
の協力もあって
含有無し=通常の産廃で廃棄
する許可がもらえました。
更にこの機会に合わせてLED照明へと更新することになりました。
ビフォー
アフター
御客様におかれましては最初の通知はがきが届いてから
2年ほど経ってしまっていたようですがやっと解決できました。
照明の球替えも無くなったと喜ばれました。
御依頼ありがとうございました。