エアコンから水漏れ・原因不明でした。その2

「エアコンから水漏れ・原因不明でした。」の続きです。

数日して御客様より連絡いただきました。

「また水が出た。どうにかして」

「弊社ではこれ以上手がだせないんでサービス手配して良いでしょうか?。」

「・・・仕方ないな・・」

サービスマン点検は点検だけで修理が無かったとしても出張費技術料がかかります。

今回の御客様におかれましては

「見るだけで金取るのか!!(怒)」と

今までなかなか了承もらえませんでしたが

今回やっと診てもらうのを納得してもらいました。

    

サービスが訪問、弊社も現場の合間をぬって立ち合いします。

 

その1でも書きましたがこちらのモデルは自動掃除機能付きの最上位モデル。

高級機なので自動掃除ユニットのためにドレンパンの水の流れ具合や排水口の様子が見えません。

掃除ユニットは複雑な構造のため素人が外すと元に戻せなくなる可能性が高いです。

 

テキパキと分解が進みます。

正面カバーグリルをはずして掃除ユニットやフィルターBOXをたところ。

DSCN1577s

ドレンパン+吹き出しグリルをはずしたところ

DSCN1581s

分解されてようやくドレンパンが見えてきました。

DSCN1572s

若干、水受けに水が残っていますが排水には支障無さそうです。

 (完全に排水されていないということは排水ホース側も一直線でなく

蛇行している可能性はあります)

 

弊社の見立てでは

「排水ドレン詰り無し」>ドレンパンの割れ、不具合など 

と予想していたのですが

サービスマンによると

「ドレンパン一体の吹き出しグリル」が冷風を吹き続けていることで

全体が冷えて結露して水が垂れてきたのが原因との見立てでした。

 

「ドレンパン一体の吹き出しグリル」の周囲を覆っている断熱材が

年数で劣化すると発生しやすくなるそうです。

DSCN1580.sjpg

新旧並べてみると断熱材の劣化が良くわかります。

 (収縮?して隙間ができています)

 

やはり専門家の見立ては違うんだなあと感心しました。

DSCN1585s

吹き出し口がピカピカになって完了です。

 

残念ながら暑さと湿気のピークは過ぎてしまったので状況の再現は

来年になりそうです。

水漏れ・不具合無く御客様から御呼びがかから無いことを祈ります。

 

最後までお読みいただき有難うございました。

 

 追記:

自動掃除機能が搭載されたエアコンは掃除ユニットが

熱交換器の前面、あるいは全面を覆っていてドレンパンが覗けない

ことがよくあります。

水漏れ点検で呼んでいただいても対応できない場合が

ありますので御了承願います。

 



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