TVを楽しみたいのに、、、
2016年の年明け早々、友達から「ウチのお客さんところのテレビの映りが調子よくないそうなんで見てもらえ
ないかな?」と連絡があったので、さっそくその現場へ。
お話を伺ってみると、年末の12/29に突然見にくくなり、新年になって徐々に悪化してきた、との事。
年末年始のTVを楽しみにしていたのにね~、と残念そうにおっしゃってました。
設備調査をしてみると、会社通信用にひかりでネットとTVを入れ、食堂内でTVを使ってその後奥の建物ま
で同軸ケーブルで配線してありました。
私たちが来る前にひかりネット会社が対策をしていったとの事。
食堂内テレビの状況を確認してみると、既設(らしい)設備は分配器(写真左)+地デジBS/CSブースター
(写真右)で、それにプラスしてネット会社が点検時に取り付けて行ったブースター(写真中央)がありました。
真ん中の黒い箱がネット会社のブースターです。
で、修理完了後にこのネット会社のブースターを返却しなきゃいけないらしいんです。、、、、、、、、、、、、が
よ~~~く見てみると、既設のブースターに入力が1本だけ!
このブースターは地デジBS/CSブースターなので入力は2本必要です。なのに1本だけ。
地デジのみ増幅するようになってました。BSは?
そもそもBS/CSは増幅されない状態だったようです。これじゃ映りませんね。
そして最大の懸念は、最も遠い端末までの距離が50m以上。
しっかり見て回ると、ブースターは他には無く最遠端のTV端子では地デジ受信レベル35dBしかありません
でした。こりゃ重症です、、、、。
対策としては食堂内で分波してから地デジとBS/CSそれぞれを増幅し、奥の建物に入ったところでもう一度
増幅させるようにしました。
今回は裏ワザを使いましたが結果はバッチリで、食堂内も奥の建物もキレイで高品質なTV受信が出来るようになり、
喜んで頂きました。(ちなみに修理用ブースターはまったく役に立っていませんでした、、、)
いつも思う事ですが、現場と言うのは全く同じ事って無いんだな~と改めて思いました。
どの現場も良く見てしっかり考えて喜んで頂ける提案、工事を心掛けないと、と思います。
ご縁をくれたHさん、工事をさせて頂いたOさん、本当にありがとうございました。