運送会社の事務所で漏電調査です。その1

今回の御依頼は運送会社の事務所です。

「タイマーで外灯が自動で点灯するようになっているが

大雨が降った時だけブレーカーがとぶ、見てほしい」

・・・正直やっかいな課題です。

 

大雨でしかブレーカがとばない=おそらく漏電でしょう。

しかし普段とばないということは平素調べに行っても正常の可能性が高いのです。

かといって大雨の真っ最中に調査するのも色々難があります。

無駄足を覚悟でお客様の都合の良い日、晴れた日に伺います。

まずは状況確認。

昔ながらのダイヤルタイマーです。

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照明は水銀灯(セルフバラスト)。

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ホルダはプレハブの折板屋根の端にビス止め固定。

配線は当然露出ですが問題は接続部分。

丸めて破風板の中、雨どいに押し込んであります。

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更に積もった松の落ち葉が樋を塞いでいます。

 

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大雨の際には屋根上が水浸しになり配線の接続部分が

水に浸かって漏電するのではないでしょうか。

現状を計器で測ってみましたが漏電の兆候はありません。

少しでも兆候があればと期待しましたが残念です。 

お客様に説明して水に浸から無いように接続部分を持ち上げたり

絶縁のテープ巻をやりなおしたりで応急処置をしておきました。

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続きはその2で

 

 

 



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