電灯引込盤の一次側端子台が焼損しました。その1

町内のアパートにお住まいの方からです。

「電気が全く使えない。

ブレーカはオンになっている。」

「スマートメーターで切れてロックしてしまったのかも。

何度か停電しましたか?。」

「いいえ。

一度切れてそのまま。

切れてからもう20分以上経つかしら。」

・・・これはスマートメーター内臓サービスブレーカ、

略してSMSBの作動では無いような気がします。

とりあえず伺って調査してみるしかありません。

料金の説明をして大至急で現地に伺うと105の方が待ってみえました。

他の住人の方と話す中部電力のサービスマンの姿もあります。

他の部屋(107、108)の方から中部電力へ停電の連絡があり

調べに来ているようです。

察するに建物全体(2棟18軒)が停電。

となるとそれなりにオオゴトです。

原因については中電さんが既に調べていただいて判明していました。

電灯引込盤(分岐盤兼用)一次側端子と端子台の焼損。

 

現場の状況としては下記のとおりです。

 

こちらのような集合住宅では各戸に電気メーターが

ついていて計量するのが普通です。

そのため戸建て住宅のように主幹ブレーカが存在せず

大元の電線、幹線をタコ足のように分岐してそれぞれの

部屋まで配線してあるのです。

 

解説しますとこんな感じです。

この大元の電線及び端子と、

分岐を担う端子台そのものも影響で焼けて(溶けて)しまったのです。

エライこっちゃ、です。

このままでは全館停電のまま修理を待たないと行けないので

御住まいの方々が生活できません。

そこで応急処置を試みます。

つづきはその2で。



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