運送会社の事務所で漏電調査です。その4
その3の続きです。
しばらく収まっていた漏電ですが再発してしまいました。
そこそこの大雨の翌日、電話で様子を伺うと
「**日の23:00にとんだ」とのこと。
(こちらは運送会社なので配送便の都合で夜中に出勤や徹夜で
当直ということもあるのだそうです)
やはり見えないどこかで水が入っているんでしょうか?
「ブレーカがとんだら呼んでください」とお願いはしてあったのですが
お客様も気を遣っていただいて連絡されなかったようです。
(23:00では仮に連絡いただいたとしても真っ暗でしかも大雨な中を
漏電箇所を探して回るのは厳しいのも確かです)
それからはスイッチで外灯を切ったままだそうです。
帰宅途中でこちらの会社の前を通ると真っ暗でした。
申し訳ない気持ちで一杯です。
何とかいい方法がないか、無い知恵を絞って検討します。
いろいろ御客様と相談しましたが費用と効果の兼ね合いで
まずは地下に潜っている配線など怪しいところを切り離して
様子を見ることになりました。
念のため小型の漏電ブレーカを手元に取付して
漏電した場合には大元の電灯分電盤のブレーカが飛ぶ前に
手元のブレーカが飛ぶ仕組みにします。
(パソコンを常時使ってみえるので、やはり停電は困るそうです)
ビフォー
アフター
(スイッチの代わりにブレーカを取付けました)
不特定の社員さんが操作する可能性があるので簡単な操作説明も付けておきます。
さて、地中配線の切り回しの作業をしていると屋外の地面で
変なところでケーブルがビニルテープでグルグル巻きになっています。
・・・・怪しい。
黄色のテープを慎重に切り開くと何重にもテープが巻いてはありますが
中心まで水が入っています。
しかも芯線は撚り合わせ・・・トホホ。
このケーブルの行き先は地面置きの行灯看板と市販のライトチューブ。
コンセントから電源を取っているので見落としてしまったのですが
実はコンセントが外灯照明と連動するタイマーコンセントだったのです!。
漏電の大元の原因はコレかもしれません。
速攻対策です。
黄色いテープ巻の部分を切り離してキチンと圧着接続。
ビニルテープではなく自己癒着テープという特殊なテープでキチンと防水します。
これで安心?。
お客様が安心して使っていただけるようになるまで
引き続きフォローさせていただきます。