光テレビに切り替えたらアンテナはどうなる?。

レスキューの依頼です。

「新築時はアンテナ。

数年前に光テレビにしてからリビングのテレビだけで見てた。

最近他の部屋でテレビ見ようと壁のテレビコンセントに繋いでみたが映らん。

なんで?。」

「うーーん、

光の切り替え工事した業者に工事内容を聞くのが一番の早道ですが・・・。

「当時工事に立ち会ったのは嫁さんで何か説明があったようだけど

内容はサッパリ覚えてない。まあ聞いたとしても理解できない。

ダメ元で光の契約元NT○社に訊いたら昔すぎて工事業者は特定できないって。」

「調査になるので費用がかかってしまいますが

どれくらい時間(=費用)かかるかはやってみないとわかりません。あと、

調査しても判明しないかもしれません。」

はらでんレスキューの料金体系を説明して了解もらえたので日時を調整。

訪問して調査開始、まずは聞き取りです。

RC(鉄筋コンクリート)の3階建て。

「建てた会社には?」

「会社が無くなってしまって訊けません。」

「?。」

一時期アチコチで新築して勢いのあった建築業者ですが

手を広げ過ぎて潰れてしまったので問い合わせもできないそうです。

気を取り直して現地調査を始めます。

 

アンテナ部にはブースター増幅部しかありませんでした。

分配器と電源部を探しましたが見つかりません。

試しに端末からブースターへの電源供給とを試みましたが

何故か作動しませんでした。(増幅部へ直接電源入れても同じ)

うーーん、困った。

ふと見るとリビングに露出のテレビ配線が残ってます。

「これは?」

「いつからあるのかもわからない。目的わからないので使ってない。」

もしかしてと思い接続してみると各部屋でテレビが映るようになりました。

おおー。映ったー。

ありがとう!!。

でも何で?。

お客様の話と調査内容から推測すると図のように配線されているようです。

 

あくまで想像図ですが。

 

ブースターの電源部はどこにあったのか、

分配器はどこにあるのか、

分配器をそのまま逆送りで使用しているのか、

入力と出力の配線は入れ替えているのか、

アンテナの配線がどこで切り離されているのか、

などなど疑問は残ります。

 

しかし、これ以上は時間をかけても費用対効果が薄いので

御客様へ報告して終了となりました。

「もし光を止めてアンテナに戻したい時はどうすればいい?」

「現状だとアンテナからリビングまで新規に配線を引き直すしかないですね。」

「もしその時は連絡しますのでよろしく。」

「ありがとうございます。」

調査としてはいささか不本意な内容ですが御客様には喜んでいただけたので

良かったです。

御依頼ありがとうございました。

 



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