ペンダント照明の配線始末です。

某建設様で新築物件の電気工事を担当させていただきました。

こちらの物件は「スタイリスト」という一種デザイナーのような方が

間取りや建具、造作はもちろん材質や色や部材やらを細かく指定される

こだわりの家です。

 

それはいいのですがダイニングのペンダント照明も配線工事の段階では商品が決まっておらず

下地をどうするのか寸法や強度はどうなのか仕上がってくるまで 

判らない状態でした。

支給品照明が納入される段階になって初めて輸入物のペンダント照明と判明。

 

やっと取付できると作業にかかります。

スタイリストからは高さの指定図をいただいていたのですが

ワイヤーで指定の高さにして調節用にケーブルは余長を持たせて施工しました。

 

ところが木完検査後、「手直し」の連絡が。

調節用にとっておいた余長がスタイリストさんに「見苦しい」と

言われたらしいです。

CIMG3338s 

 (赤い矢印の所です)

 

(この照明器具のベース部分は配線収納スペースが無く

余長を収納できないタイプなので切断するしかないのです)

こちらとしては調節用に敢えて残しておいたのですが

行き違い、悪く言えば余計なお世話でした。

 

ガックシ。

 

ビフォー

 CIMG3338a

 

アフター

 CIMG3341

確かにスッキリとはしますがお客様が「もうちょっと下げたい」と

思われた時にどうするのかなあ?と思います。

(上げる方は短くなるの方なので大丈夫ですが)

とにかく指定通りに直しました。

 

なかなか指定が細かくて難しい現場ですがスタイリストさん、

ひいては御客様が望む仕上がりが実現するよう

少しでも協力できたらと思います。

 

御指摘ありがとうございました。

 



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