高圧受電設備改修工事第2弾

10月の某日、市内のお客様の高圧受電設備の改修工事を行いました。

前回とは違い快適で爽やかな天気の中、すべてが順調そのもので終了しました。

 

着工前の中部電力さんとの打ち合わせ。

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停電、送電時間など段取りをきちんと確認します。

弊社だけの工事とは違い、中部電力さん、中部電気保安協会さんなど他社との協力なしでは行えません。

 

 

8月は変圧器の交換がメインの工事でしたが、今回は受電部分の工事がメインでした。

写真は受電ケーブルです。運搬時は巻いた状態(ドラム巻)で、次の写真は伸ばした状態です。

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6600vで受電するのに使用します。

 

キュービクル(変電設備)内にあるVCB(真空遮断器)と電柱上にあるSOG(高圧気中開閉器)も交換します。

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なぜこんなに大掛かりな工事が必要なのでしょうか?

 

高圧受電設備には6600vの高電圧が常に掛かっています。

普通の家庭用の電圧は100/200vです。

ということは、100/200vに対して常に30倍以上の圧力がかかっています。

その圧力に耐えられる年数(耐用年数)が決められています。

そのために定期的に交換等の改修工事が必要となります。

改修せずにショートなどの事故が発生すると、その高圧送電線の供給がストップしてしまい

家庭はもちろん店舗や工場などへの送電がストップし多大な迷惑をかけてしまいます。(波及事故)

そうならないためにも定期的な点検や改修は必要です。

もちろん100/200vの家庭の電気設備も同じです。

 

このように改修工事をして長く安全、安心に電気を使って頂けるよう努力して行きます。

ありがとうございます。  h

 

 



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