照明器具のアダプタが外せない?とレスキュー依頼です。

市内の御客様からレスキュー依頼です。

「自分で照明器具を交換しようと思って買ってきたけど

既存の部品が外れない、なんとかして」

???。

ボタンを押しながら回すのでは、とか電話でいろいろ

アドバイスしましたが一通り試されているようです。

他の部屋の照明は御自分で交換されているそうなので

普通の照明なら交換できるはず、何かトラブルには違いない。

 

レスキューを承りました。

 

御都合を合わせて翌日夜、訪問しますと角型引掛けシーリングボディに

シーリングアダプタが付いて、照明器具の取付部品が取付られています。

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当社「回せば取れますよ」

お客様「取れません」

当社「?」

・・・試してみると確かに取れません。

真下から見るとシーリングアダプタ自体がビスで止まっています。

DSCN8008

それもかなり奥なのでライトで照らしてようやく見える状態。

 

当社「ビスを抜けば外れますよ」

お客様「お願いします」

充電ドライバーでビスを回しましたが空回りして抜けてきません。

・・・・ちょっと冷や汗がでてきました。

このままではプロとして信用にかかわります(笑)。

 

しばらく格闘していましたがどうにもダメそう。

(要らない部品なので)お客様に了解取って破壊することにしました。

 

とは言っても叩いて壊すと天井が痛んでしまいますので

色々道具を使い分けて慎重に切込みをいれて壊していきます。

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やっとアダプタが壊れて角型シーリングボディが見えてきました。

DSCN8011

取れました。

 

アダプタが取れたので取付部品自体はボタンを押しながら回せば簡単にとれました。

(ボディに対してアダプタが回転しないと外れない構造です)

 

外した部品です。

DSCN8013

本来は左のシーリングアダプタだけをビスで止めて右の取付部品は

シーリングアダプタに対してだけビスで固定するはずが

写真右下の長ーーい木ビス(65mm長と思われる)でシーリングアダプタを

貫通してビスを打ってしまってなおかつ天井に下地の無いところに打ってあったのです。

しかも半ネジと呼ばれる全体がネジになってないタイプなので頭部分を

打ち損なったりナメテしまうと空回りしてしまうのでした。

 

そのため天井材に対しては空回りするがシーリングアダプタには食い込んだままで

ビスが抜けないという困った状態になってしまっていた訳です。     

{言葉では解りにくい方は「はらでんフェスタ」へお越しください。

図解で説明させていただきます。}

DSCN8012

やっと「角型引掛けシーリングボディ」の状態になりました。

これで市販の照明器具を取付できます。

長かったあーーーー。

やれやれでした。

御依頼ありがとうございました。

 



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