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古い電気温水器の停止処理です。

お客様から電気温水器の停止処理を依頼されました。

日立のBE-3820LCという型式です。古いですね。

DSCN4555

 

DSCN4554

排水操作にかかろうとするとタンク本体ステッカーが貼ってあります。

「不使用判断装置装着済、停止、廃止の場合には必ず当社に連絡ください」

 

土曜のせいかステッカーの電話番号にはつながりません。

そこで24時間対応の日立のサポートセンターにかけてみました。

あちこちタライマワシされたりかけ直したり催促したりでやっと判明したのが

以下回答の内容です(長いので興味の無い方は飛ばしてください)

 

=====ここから======

該当機種は約30年前の電気温水器で当時は管体(タンク、水が入ってるところです)が

ステンレスではなくホーローだったので水が入っているだけで錆びてしまいます。

 

錆びないようにするために「防食装置」というタンクに微弱な電流を流して

錆びないようにする装置がついていました。

これを「電気防食型電気温水器」といいます。

 

この「防食装置」は通常使用(満水状態で少量でも通水がある状態)なら

とても有効で何の問題も無いが長期間水が流れないと

電気分解により酸素と水素が発生してタンク内に溜まる場合があり

最悪タンク破裂の可能性があり危険ということが販売後に判りました。

 

対策として一定期間、通水が無いと自動で防食装置の電源を切って停止させる

「不使用判断装置」いう部品をリコールで追加取付いたしました。

 

休止、停止で一定期間水抜きして再始動の可能性がある場合は

停止してしまった「不使用判断装置」のカウンタのリセットと再始動が必要なので

日立のサービスマンの操作が必要です。

(分解が必要なためユーザーではできない作業です)

 

廃止するにあたっては電源遮断で問題ないが「不使用判断装置」を

回収する決まりなので技術部門から後日回答します。

 

後日の回答

現在は装置の回収は必要無くなったのでお客様で本体ごと処分していただいて結構です。

=====ここまで======

 

・・・・・これだけの回答を得るのに週末挟んで4日かかりました。

古い機種なので装置設置のいきさつが分かるベテランが年々少なくなっているようで

サポートに問い合わせても始めは「何それ?」状態でした。

(自分も初耳でした)

 

ちなみに1990年以降はこの形式の温水器が製造されておらず、

現在の電気温水器、エコキュート類はほぼ全てタンクがステンレス製になり

上記のような心配は無いそうです。

 

対象機種はこちらで確認できます。

http://www.jema-net.or.jp/Japanese/ha/onsui/customer.html

ここまで古い機種は取り換えや廃棄でほどんど現存してないと思っていまいしたが

まだまだ在るところにはあるんですねえ。

 

あと注意しなければならないのが放置してあった対象機種を撤去解体する際には

溜まっていた水素ガスに引火する可能性があるので手順に従って撤去しないと危険です。

http://www.jema-net.or.jp/Japanese/ha/onsui/koji.html

 

だいぶ勉強になりました。

(この先役に立つ機会は少なさそうですけど・・・・)

 

排水処理はまた次回。

 

 

 



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