HEMSって何?スマートメーターその2

 

スマートメーターになるといろいろ便利なこともあります。

 

阪神大震災、東日本大震災では停電復旧時の「通電火災」が問題になりました。

 

「通電火災」とは?例を挙げてみましょう。

大きな地震などで電柱が倒れたりします。

地域一帯が停電します。

家も倒れたり損壊して室内の電気ストーブなどがスイッチの入ったまま倒れたりします。

家の中の電気ブレーカ等も入ったままです。

そのまま住人が避難したり亡くなってしまい居なくなります。

電気機器がスイッチが入ったまま放置されます。

災害復旧が始まり停電が解消されます。

電気が送られるとスイッチの入ったまま倒れている電気ストーブに電気が流れ

床などに火がついて火災が発生します。

 

これを聞いて「確認が取れてから送電すればいいじゃんか」と思われる方も見えるかも

しれませんが今の送電システムでは一軒ずつ

「隣には電気を送ってこの家には電気を送らない、」

というのは電柱で電線を切り離すしかなく大変な手間がかかるのです。

地震の規模にもよりますが数千ー数万の受電世帯を

一軒一軒回って切り分けるのは不可能でしょう。

 

各家庭には契約の主幹ブレーカがあるのでそこで切れればいいのですが

屋内にあるため鍵がかかっていては入れません。

建物が損壊してればもちろん不可能です。

電力会社の責任は家屋に電気を接続するまでなので屋内の設備には

タッチしません(できません)のでなおさらです。

 

スマートメーターには従来の電力会社のサービスブレーカの機能があり

地震などで停電が発生した場合には電力会社側から電気を遮断することができるようになる予定です。

住人が戻ってきて室内を片付けて安全を確認してから電力会社に電話等で連絡し

再送電してもらうことができます。

遠隔操作で入り切りできる通信型なのでその場で回復できる見込みです。

 

検針も通信で行えるとのことで人件費が大幅に抑えられる見込みですが

今まで回ってくれていた「検針のおばちゃん」はどうなるんでしょうか。

ちょっと心配ですね。

 

スマートメーターに交換されるまでまだ少しあります。

それまでは

「地震の避難の時には家の大元ブレーカを切って避難しましょう」

の呼びかけどおり、電気を切ってから避難してくださるようお願いします。

 

長文にかかわらず最後まで読んでいただきありがとうございました。

 



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