切なさと感動と

先日、平日に休みを頂き一人でふらっと出かけました。

行先は前日に思いついた場所です。

とてもいい天気でした。気持ちのいい青空でした。

でも御嶽山頂を見ると灰色に覆い尽くされていました。

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噴火の前周と前々週には知り合いがそれぞれあの山頂で雄大な景色を見ていたそうです。

これを簡単に「運命のいたずら」 と言っていいかどうかも分かりませんが、未だに見つからない方々

もいらっしゃるそうです。

この日は10月末頃ですが、今はもう12月。灰色に覆われた山頂は白銀の世界でしょう。

暖かくなるまで、、、、。

ご遺族の気持ちを考えると切ない気持ちでいっぱいです。

 

 

思いがけず、紅葉がキレイでした。

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この後、木曽駒ケ岳へ。国道361号線の権兵衛トンネルを抜けると伊那盆地がパーっと開けました。

遠く南アルプスがキレイに左右に広がっていました。

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この日は雲一つなくホントに良い天気でした。山並みの曲線がくっきりと見えました。

駒ケ岳ロープウェイ菅之台バスセンターに到着するとすぐにロープウェイ行きのバスが来て乗車。

クネクネ道に揺られる事30分でロープウェイしらび平駅へ。さらに7分半の空中散歩で標高2612mの千畳敷駅に到着。

南アルプスの向こうに富士山が頭だけ出してました。

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千畳敷駅を出て何となく歩きだしていると、なぜか山を登り始めました。

 

SONY DSCなぜかここを目指しました。登って分かりましたが標高2931mでした。

 

自分自身は山登りの経験がありませんでした。(これを山登りと言っては笑われると思いますが、、、)

ほんとになぜか体が勝手に動いたので、どんどん登って行きました。

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登り始めが15:15ころ、下り最終のロープウェイが17:00。16時になったら折り返すつもりでした。

太陽は山の反対にあり、こちらは日陰。どんどん登って行くと太陽の光が飛び込んできました。

そこまでは苦しくて苦しくてきつかったんですが、光があたったその瞬間はものすごく力がわいたようでした。

一気に足取りが軽くなり、光のさす方向へ一直線に歩きました。

そして「極楽平」と言う看板のある尾根に立った時の感動は今だに忘れられません。

SONY DSC極楽平から富士山を望む

SONY DSC極楽平から御嶽山を望む

東に富士山が見え、西には御嶽山。それも雲ひとつない青空で。目に焼き付いています。

時間を見るとまだ4時までには時間がありましたので、最初に目指そうと思った場所へ。

左右に雄大な景色を感じながら標高2931mのその場所へ到着。

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最高の気分でした。しかし帰りの時間は待ってくれません。余韻に浸るのもそこそこに下山します。

少し慌ててたせいか帽子を飛ばしてしまいました。気に行ってた帽子なので取りに行こうと思いました。

帽子のあるところはその先が断崖。手を伸ばせば届きそうな気がしました。でもあきらめました。今でも残念です。

さすがに帰りは楽でした。時間に余裕が出来そうなのでゆっくりと降りました。

千畳敷駅着が16:30。風は強く、もしかしたら帽子が下まで落ちてるかも?と思い、時間も余裕があったので、帽子を飛ばした方向へ。

さすがにありませんでした、、、、。しょうがないなあ~、、、、。

最後に記念写真をと思いとある看板の前に行くと、さっき登った場所の名前が分かりました。

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宝剣岳、この名前は忘れないだろうなあ~。

そして17時発の最終のロープウェイで帰りました。

菅之台バスセンターについた頃はもう真っ暗。

 

いろんな思いを感じた一日でした。

たまにはこんな日も良いですね。

 

 

 

 

 

 

 



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